3Dスキャンによる3Dモデル作成

Photogrammetryは、通常の写真画像を基に3D形状をつくりあげる手法です。さまざまな角度からの写真を撮影する必要がありますが、例えばスマートフォンで撮影した写真からでも作成できるというのが利点です。

上の例は、約200㎜×120㎜、厚さ約40~50㎜の天然のコルク樹皮をデータ化したものです。こういった立体データ化する際に、CADや3DCGモデリングでは余計に手間やコストが掛かってしまうような場合に有効な手法です。

高精細レーザースキャン

最大解像度0.1㎜という高精細レーザースキャナによるスキャニング例です。弊社ではコードレスでスキャン可能な機材を導入しており、文化財等の撮影で対象物を破損するリスクを回避しております。これらスキャンしたデータは汎用フォーマットに変換し、下記Matterportの空間内に配置することも可能です。

なお上の例は、元データの100万ポリゴン(約73MB)から半分の50万ポリゴン(約39MB)に削減しており、元データはさらに高解像度になります。

Asile Flottant

アジール・フロッタンは、フランスの世界的建築家、ル・コルビュジエによって建造されたパリのセーヌ川に浮かぶコンクリート製の避難民船です。こちらは2018年2月のセーヌ川増水で船底を損傷し半分沈んだ状態を記録したもので、約9,000㎡の周囲の様子も併せて記録しています。アジール・フロッタンは現在、日本の神戸大学教授でもある建築家の遠藤秀平氏らが修復プロジェクトを進行中です。

Central Park “Inscope Arch”

NYCのセントラルパーク南東端にあるインスコープ・アーチは、小さな建造物ですが映画やポスターの舞台として有名です。南側へくぐると目の前に摩天楼。北側へくぐると映画ホームアローン2に出てきた階段が。その階段を上ると、映画マダガスカルの冒頭に出てくる動物園に辿り着きます。この撮影は2020年3月6日。新型コロナウイルスでロックダウン直前の、貴重なNYCのアーカイブです。

Supercomputer Fugaku

2020年11月、2度目の世界一に認定された、日本が誇るスーパーコンピューター「富岳」です。432基のラックが並ぶ計算機室の姿は壮観そのもの。その下階にある空調設備もまた、ズラリと大型の機械が並ぶ空間で、室内温度を年中16℃に保っているとか。もちろん水冷設備もあります。通常、これほどの品質で同じ形状が並ぶ場合はマーカーを使った撮影方法がとられますが、この例では特殊な方法でマーカーレス撮影を実現しています。Matterportは、誰でも簡単に撮影できる反面、そういった場面での技術力がはっきりと出ます。

監修:国立研究開発法人 理化学研究所

スーパーコンピュータ「富岳」 熱源機械棟

スーパーコンピューター「富岳」へ、電源と冷却水を供給する専用の施設です。2基のガスタービン発電機、冷凍機、ポンプ、それに屋上の70基の冷却塔群が特徴的です。富岳ほどのスーパーコンピューターを稼働させるには、これほどの施設が必要になるのですね!
・延べ撮影面積:約17,000㎡

監修:国立研究開発法人 理化学研究所
【公式】理化学研究所 計算科学研究センター「富岳」バーチャルツイン

The Lab. みんなで世界一研究所

大阪駅前の大型施設「グランフロント大阪」北館にあるナレッジキャピタルの施設、「The Lab.みんなで世界一研究所」です。各種展示のキャプションを用意し、動画や謎解きゲームなどをコンテンツ内で楽しめます。2020年コロナ禍による最初の緊急事態宣言直後に初回の撮影をして、現在公開中のスペースは、2021年に撮影したコロナ対策後のバージョン2になります。

2020年コロナ禍以前のThe Lab.のアーカイブはこちら

未来と芸術展

2020年3月、新型コロナウイルスの爆発的感染拡大阻止のため、日本では緊急事態が宣言されました。その影響により日本の大多数の展示会や展覧会が臨時閉館となり、展示しているのに誰も観に来れないという状況に。東京の森美術館では、芸術メディアARTLOGUEの働きかけと元館長の南條史生氏により「未来と芸術展」のVRアーカイブ化をいち早く実施し、同年5月1日に公開すると、そのコンテンツの魅力は文化系メディア関係者や芸術系関係者に影響を与えました。

関連記事:森美術館が『未来と芸術展』3Dウォークスルーを公開 VRによる展覧会の追体験が可能に

東映京都撮影所 11th studio

京都太秦にある、東映京都撮影所最大のスタジオです。普段、一般人が立ち入りできない天井のキャットウォークなども行けるようになっています。

東福寺 本堂

京都でも最大級の伽藍をもつ東福寺。その本堂で、天井にある堂本印象の龍の画で有名な建造物です。Matterportの特徴のひとつに、その画像の鮮明さが挙げられます。こちらは、電灯をつけていない暗い場所で、どのくらい明るく見えるデータが撮影可能かという例になります。木材や布、金属など質感の優れた表現に加え、屋内屋外が同時に撮影されていても、白飛びせずにその両方を鮮明に描き出しています。