3D空間・物体撮影
exAgentでは、3D撮影サービスをしております。
物体撮影は、写真から3D化するフォトグラメトリ技術もしくは高精度レーザースキャナ、
空間撮影は、Matterportなどの3Dレーザースキャナー等を主に用いたサービスとなります。
※2023年9月より「NeRF」「3DGS(Gaussian Splatting)」「SEMRF」について試作・調査研究を開始しました。
※2023年10月より「NeRF」「3DGS」に対応する「Luma AI」を試験導入開始しました。
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Photogrammetry (フォトグラメトリ)撮影事例
Photogrammetryは、通常の写真画像を基に3D形状をつくりあげる手法です。さまざまな角度からの写真を撮影する必要がありますが、例えばスマートフォンで撮影した写真からでも作成できるというのが利点です。
上の例は、約200㎜×120㎜、厚さ約40~50㎜の天然のコルク樹皮をデータ化したものです。こういった立体データ化する際に、CADや3DCGモデリングでは余計に手間やコストが掛かってしまうような場合に有効な手法です。
高精細レーザースキャン 撮影事例
最大解像度0.1㎜という高精細レーザースキャナによるスキャニング例です。
弊社ではコードレスでスキャン可能な機材を導入しており、文化財等の撮影で対象物を破損するリスクを回避しております。
これらスキャンしたデータは汎用フォーマットに変換し、下記Matterportの空間内に配置することも可能です。
なお上の例は、元データの100万ポリゴン(約73MB)から半分の50万ポリゴン(約39MB)に削減しており、元データはさらに高解像度になります。
NeRF、3DGS (Gaussian Splatting)、SEMRF
3DGS撮影例(モデル:木彫 岩崎 岩崎 努 氏 超絶技法による一木造りの「柿」「葡萄」)
2022年8月にSIGGRAPH(シーグラフ)で発表されたNeRFでは、これまでのポリゴンメッシュによる3DCG表現と全く違い、「RF(ラディアンス フィールド)」という、機械学習により画像から空間やオブジェクトを視覚的に立体的に表現する手法を用います。この表現法の出現により、これまでのレーザーやフォトグラメトリでは難しかった「透明な」「反射する」「薄い・細い」「黒い」といったものを再現するのに最適な、40年間に渡るポリゴン以外の3D表現が新しく登場しました。
しかしNeRFは学習も動作も処理が重くノイズも多く、まだ実用段階とは言えない状態でした。
そこに2023年8月SIGGRAPHに登場した3DGS(Gaussian Splatting)では、学習ではなく教師モデルを使うことで処理が軽くなり更にノイズが減少し、一気に実用化への広がりを見せ始めました。
その後、世界中で3DGSに関連する様々な研究やツールが発表されています。
- 4DGS:動きつきの3DGS
- XGRIDS:LiDARで取得した点群とGSを組み合わせた、高精度なスケール値つきの3DGS
3DGSを用いたオンプレミスシステム「ex3D(エクスリーディー)」
3DGSをオンラインだけでなく、オフラインでも利用したいという場面に対応いたします。
オンラインは便利な反面、セキュリティ上どうしてもオフラインで使いたいという場面もあります。そのような際は、アプリ化したシステムを用いてオフラインで完結するシステムを開発いたします。現在開発済みの初期機能
- 3DGS空間やモデルの表示
- ポリゴン3DCGモデルの表示(3DGSとの同時表示も可)
- キャプションの表示/非表示(タイトル/説明文/画像)
- シーン切り替え(全く別の場所なども同じアプリ内で)
- 視点プリセット(よく見る場所をプリセット)
※現在、OSはWindows10以降に対応いたします。
※ご要望に応じて追加機能を開発可能です。Matterport撮影事例
海外事例
アジール・フロッタンは、フランスの世界的建築家、ル・コルビュジエによって建造されたパリのセーヌ川に浮かぶコンクリート製の避難民船です。こちらは2018年2月のセーヌ川増水で船底を損傷し半分沈んだ状態を記録したもので、約9,000㎡の周囲の様子も併せて記録しています。アジール・フロッタンは現在、日本の神戸大学教授でもある建築家の遠藤秀平氏らが修復プロジェクトを進行中です
NYCのセントラルパーク南東端にあるインスコープ・アーチは、小さな建造物ですが映画やポスターの舞台として有名です。南側へくぐると目の前に摩天楼。北側へくぐると映画ホームアローン2に出てきた階段が。その階段を上ると、映画マダガスカルの冒頭に出てくる動物園に辿り着きます。この撮影は2020年3月6日。新型コロナウイルスでロックダウン直前の、貴重なNYCのアーカイブです。
各種施設
2020年11月、2度目の世界一に認定された、日本が誇るスーパーコンピューター「富岳」です。432基のラックが並ぶ計算機室の姿は壮観そのもの。その下階にある空調設備もまた、ズラリと大型の機械が並ぶ空間で、室内温度を年中16℃に保っているとか。もちろん水冷設備もあります。通常、これほどの品質で同じ形状が並ぶ場合はマーカーを使った撮影方法がとられますが、この例では特殊な方法でマーカーレス撮影を実現しています。Matterportは、誰でも簡単に撮影できる反面、そういった場面での技術力がはっきりと出ます。
監修:国立研究開発法人 理化学研究所
スーパーコンピューター「富岳」へ、電源と冷却水を供給する専用の施設です。2基のガスタービン発電機、冷凍機、ポンプ、それに屋上の70基の冷却塔群が特徴的です。富岳ほどのスーパーコンピューターを稼働させるには、これほどの施設が必要になるのですね!
・延べ撮影面積:約17,000㎡監修:国立研究開発法人 理化学研究所
【公式】理化学研究所 計算科学研究センター「富岳」バーチャルツイン大阪駅前の大型施設「グランフロント大阪」北館にあるナレッジキャピタルの施設、「The Lab.みんなで世界一研究所」です。各種展示のキャプションを用意し、動画や謎解きゲームなどをコンテンツ内で楽しめます。2020年コロナ禍による最初の緊急事態宣言直後に初回の撮影をして、現在公開中のスペースは、2021年に撮影したコロナ対策後のバージョン2になります。
・2020年コロナ禍以前のThe Lab.のアーカイブはこちら。
2020年3月、新型コロナウイルスの爆発的感染拡大阻止のため、日本では緊急事態が宣言されました。その影響により日本の大多数の展示会や展覧会が臨時閉館となり、展示しているのに誰も観に来れないという状況に。東京の森美術館では、芸術メディアARTLOGUEの働きかけと元館長の南條史生氏により「未来と芸術展」のVRアーカイブ化をいち早く実施し、同年5月1日に公開すると、そのコンテンツの魅力は文化系メディア関係者や芸術系関係者に影響を与えました。
関連記事:森美術館が『未来と芸術展』3Dウォークスルーを公開 VRによる展覧会の追体験が可能に京都太秦にある、東映京都撮影所最大のスタジオです。普段、一般人が立ち入りできない天井のキャットウォークなども行けるようになっています。
学研都市で有名なのは茨城県のつくば学研都市ですが、けいはんな学研都市は西の学研都市で、京都大阪奈良の中間地点となる京都府相楽郡精華町にあります。「けいはんなロボット技術センター」は、このけいはんな学研都市の「けいはんなオープンイノベーションセンター」にあり、次世代産業となるロボット技術の育成施設です。ロボットベンチャーや研究チームのインキュベーションオフィス、屋内外の実証実験施設などがあり、この屋内ホールでは実証実験や各種イベントが開催されます。センター利用者には、ホールをスキャンした3Dデータも提供可能です。
監修:京都府
京都府 けいはんなロボット技術センター
けいはんなオープンイノベーションセンター(KICK)/ けいはんなロボット技術センター東福寺
京都でも最大級の伽藍をもつ東福寺。その本堂で、天井にある堂本印象の龍の画で有名な建造物です。Matterportの特徴のひとつに、その画像の鮮明さが挙げられます。こちらは、電灯をつけていない暗い場所で、どのくらい明るく見えるデータが撮影可能かという例になります。木材や布、金属など質感の優れた表現に加え、屋内屋外が同時に撮影されていても、白飛びせずにその両方を鮮明に描き出しています。
東福寺の方丈は世界で唯一、四方に庭園のある禅寺の方丈です。その魅力を伝えるのに、Matterportの、まるで上空から見ているかのような表現が活きています。こうやって見ると、まるで平安絵巻のような構図ですね。※庭園は屋外ですので、屋内専用のMatterport Pro2カメラだけではデータ化できません。
東福寺通天橋は映画やドラマの舞台にもよく使われる絶景ポイントです。Matterportは基本的に屋内専用なのですが、ほぼ屋外といえる場所で、どのくらいの撮影ができるかという例になります。
東福寺には通天橋の他にもうひとつ、知る人ぞ知る橋があります。それがこの偃月橋です。屋外かつ暗い環境では、画像も形状データも撮影するには条件が悪くなります。
店舗例
2018年11月、大阪心斎橋にオープンした三木楽器のギター専門店2階、「All Fender Floor」です。利用例として、ギターの1種類にタグをつけて商品紹介をしています。タグにはYoutubeなどの映像を埋め込めるため、この例にあるような試演奏や商品説明、施設の解説などを効果的に行うことが出来ます。(協力:三木楽器株式会社)
不動産、建築業向け
同じ形状が連続するものの撮影は、3Dスキャンの腕が問われるところです。こういった広い空間で天井・壁・床が同じようなパターンで連続している場合、うまく形状を出せない事がありますが、センサー類やスキャンの仕組みを熟知していれば対応可能な場合も多々あります。
文化財、パブリックアート
比叡山 延暦寺根本中堂大改修の様子を記録、公開用にコンテンツ化したものになります。
(こちらはexAgentと連携するArchiTwin株式会社のシステムを使用しています)
延暦寺根本中堂は、延暦寺の中心的な施設であり最大の中堂でもあります。その中堂は国宝であり、回廊部だけでも重要文化財となっています。
根本中堂は60年に一度、大規模な改修工事が行われ、前回は昭和の大改修でした。その時に、初めて写真で記録が残されたそうです。工事の記録は書類も含めて膨大な量の資料なのですが、このコンテンツのようにデジタルツイン化した資料で感覚的に情報を把握できるような形でのアーカイブも非常に有用ですので、今後はこういった場面での導入が進んでいくのではないかと予測されます。2019年に解体された、旧京都商工会議所ビルのエントランスです。この1階床部分にはパブリックアートのモザイク画がありました。モザイク画の部分はその後、京都のアーティストにより保存されています。もちろん実物を全て残すのがベストなのですが、大きすぎて空間全体を残す事は難しく、しかしパブリックアートとしては、この空間があって初めて作家の意図が汲めるのではないかと言えます。データ自体の用途として、こういった無くなってしまう建造物の空間をバーチャル空間としてアーカイブ保存する、という事を提案できます。
オリジナルコンテンツ化
埼玉県川口市立グリーンセンターのコンテンツとして、大温室を舞台にクイズラリーなどをお楽しみいただけるコンテンツを制作しました。MatterportのSDKを利用すると、このようなコンテンツ化も可能となります。
大阪大学 大学院情報科学研究科(IST)の学科紹介コンテンツです。ISTにはA棟・B棟・C棟と3棟の建物が中庭を囲む形で建っています。それぞれの棟のどこにどのような研究施設があるのか探検できたり、教員からの研究紹介メッセージを見ることができます。愛媛県松山市にある国重要文化財の建築物です。旧伊予松山藩久松家の久松定謨伯爵が建設し、「坂の上の雲」で有名な秋山好古も久松伯爵の部下としてこの建物を訪問したそうです。
こちらは「【超楽譜】数字で簡単!らくらくピアノ」という書籍にQRコードを掲載して、萬翠荘を背景にプロピアニストのエキシビジョン演奏を楽しめる、というコンテンツになっています。3D空間撮影(Matterport) 概算価格表(税抜)
基本料 50,000円 80平米までの撮影料、データ作成料、1カ月のサポート費用が含まれます。※コンテンツはURLでのご提供となります。 交通費 都度 京都からの交通費(必要に応じて出張費・宿泊費) サポート費用 1データにつき1,000円/月 ウォークスルーはMatterport社のサーバへアクセスする形となります。お客様がアカウントを作成される場合でも、弊社アカウントでデータを管理する場合でも、月々のサポート費用が必要となります。 オプション(税抜)
80平米を超える場合の追加費用 5,000円/10平米 撮影ポイントの追加(高さを変えて撮影など) 1,000円/1ポイント タグ追加(データをご提供いただいた場合) 1,000円/1タグ 3Dデータ ポリゴンデータ(.obj .mtl .jpg)の提供 10,000円 3Dデータ 点群データ(.xyz)の提供 10,000円 Googleストリートマップへの掲載代行
ストリートビューへの掲載は、Googleのガイドラインに従います。
https://www.google.com/intl/ja/streetview/sales/
※2019年4月現在、3Dでの掲載はできません
※条件を満たした場合のみ掲載可能です10,000円 お支払方法
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