【3Dスキャニング・撮影・記録】
「もの」の3Dデータ化と「空間」の3Dデータ化、アーカイブ作成を行います。それぞれの技術等について以下で解説します。
・レーザースキャン
・Matterport
・フォトグラメトリ
・NeRF、3DGS(Gaussian Splatting)
「レーザースキャン」
ワイヤレス非接触型高精細スキャナArtec Leoを導入しております。工業製品のリバースエンジニアリングにも使われる精度で最大0.1mmの高精細3Dスキャニングが可能です。
・用途:工業製品、美術品、事故検分、学術的3次元データの取得等
「空間スキャニング(Matterport)」
レーザーよる3Dと、全周16Kの高画像画像のハイブリッドシステム「Matterport(マーターポート)」にて対応しております。
Matterport作例1:スーパーコンピューター「富岳」(2020年) 監修:国立研究開発法人 理化学研究所
スーパーコンピューター「富岳」には、432基のラックが並ぶ壮大な計算機室があります。通常、これほどの品質で同じ形状が並ぶ場合はマーカーという球体や2次元コードを使いますが、この空間にマーカーがあると違和感が強く出てしまいます。しかしMatterportでは画像を編集してマーカーを消すことはできません。この事例では、exAgentが編み出した特殊な方法でマーカーレス撮影を実現しています。
Matterport作例2:ホテル事例 (2021年 阪急阪神ホールディングス「レムプラス神戸三宮」)
通常、Matterportでは撮影する場所は全てドアを開けた状態で撮影する必要があります。しかしトイレやバスルームのドアを閉めて見せたい、という場合があります。また、推奨とされる撮影方法では、どうしてもバスタブやトイレの一部が欠けてしまいます。この作例では、そういった事に対応できないかというご要望にお応えした撮影をしております。
Matterportは誰でも簡単に撮影できるシステムですが、その反面で経験や工夫、撮影者のこだわりにより技術力がはっきりと出ます。
どうせなら、水が漏れてしまいそうなバスタブよりも、しっかりした形状で見れるほうが良いですよね。
「フォトグラメトリ」「NeRF」「3DGS(実証中)」
これらは写真や動画をベースに作成し、より安価に小さいものから大規模な3D地図まで作成可能です。
※「NeRF」「3DGS」は、これまでのレーザーやフォトグラメトリでは不可能だった「透過度」「反射率」の高い物体や、「薄い」「細い」物体でもリアルに再現可能で、これまで3Dの常識だったポリゴンを用いない最新の3D技術です。
※2023年9月より「NeRF」「3DGS(Gaussian Splatting)」「SEMRF」について試作・調査研究を開始しました。
※2023年10月より「NeRF」「3DGS」に対応する「Luma AI」を試験導入開始しました。
【企画開発】Web3Dコンテンツの企画・開発
3Dデジタルツインやコミュニケーションロボットからの技術を応用し、クライアント様の用途に最適なコンテンツの企画・開発をしています。
オリジナルWebコンテンツ作例:川口市グリーンセンター「たなボタニカル」(2022年)
施設や地域全体の3Dマップを俯瞰して自由な角度から見ることができて、建物の内部にも入っていけるコンテンツとなっています。Webコンテンツのメリットとして、将来的にGPS情報やIoT機器からの情報と連携したサービスの展開が考えられます。
【企画開発】3Dオンプレミスシステムの企画・開発
3Dオンプレミスシステム作例:「ShipTwin GS DEMO」(2024年)
セキュリティ上、どうしてもオンラインシステムが使えないという場面では、独立したネットワーク内で動作する「オンプレミスシステム」での3Dコンテンツ開発をご提案いたします。従来のポリゴンメッシュによる3DCGはもちろん、最新の3D技術である3DGS(Gaussian Splatting)による3Dコンテンツも開発可能です。