Matterport tips001 ”隠れる”

Matterport撮影の極め tips

Matterport Pro2の撮影方法tipsをご紹介。

この記事では、Matterport Pro2の撮影方法で、公式サイトではわざわざ紹介されていなかったり、推奨の方法とは違ったりする方法でも良い結果に繋がる裏技的方法を紹介していきます。

・Matterport 撮影tips「隠れる」

Matterport撮影時には、撮影者も含めて全員隠れるのが基本です(あえて人をモデルに加える場合などは別ですが)。

その際に、大きく2通りの隠れ方があります。

①.Pro2の死角になる場所に隠れる
②.Pro2の背面に隠れる

①の場合、壁や障害物の陰に撮影中じっと隠れる、②の場合はPro2の回転に合わせて常に死角を移動するわけですが、この際に共通で気を付けないといけない点が、反射物に自分の姿が映り込んでいないかと、照明や日光で自分の影が映り込んでいないか、という点です。

特に、合わせ鏡状になっている鏡やガラス、鏡面仕上げの金属など、さらには時間帯による変化もあり、夜の窓ガラスは鏡状になって映りこんでしまいやすくなっていたりと、意外と出来上がってから気が付く事も。

映り込みについて、本来は撮影完了ごとにそのポイントの番号をタップして開く「Preview -Not Final Quality」で粗い画質ながらも1点ずつ確認しながら撮影するのがベストです。

※ここからがtipsです。

よくよく観察すると分かるのですが、Pro2は隠れて撮影していても動作音で画像撮影のタイミングを知る事ができます。
Pro2は約20秒で、時計回りに60度ずつ360度を6回に分けて撮影します。その回転時に「ウイィーン」と音がして、その後半1秒ほど「ギュゥン」と、回転とは違う音が重なります。実はPro2はその音が終わるタイミングで画像とレーザーの撮影をしています。これを6回繰り返して、アプリ側で撮影完了を認識した時点でiPadから「ポポーン」と完了音が鳴ります。

(その後、転送完了時に「テロリリン」と鳴り、アプリ上で位置合わせ ”Aligning” が行われて位置認識がうまくいけば画面上に撮影ポイントが現れます)

 

この、撮影のタイミングは回転後の1秒ほどというのを知っていると、撮影時の機材の向きで、撮影時間を短縮できることに気が付きます(※映り込みに注意が必要です)。
その方法は、

1,隠れる場所の反対側にPro2の正面を向けて設置
2,隠れる直前に撮影ボタンを押す(「ウイィーン音」1回目の角度では写り込まない)
3,「ウイィーン音」5回目終了時に隠れた場所から出る(「ウイィーン音」6回目は最初にセットした角度=反対側なので写り込まない)

※撮影完了音が鳴り終わるまで撮影方向の前面に出ないようにします。iPadが「ポポーン」と鳴り終わるまで、撮影をしていますので、ひと呼吸早く出てしまうと写り込んでしまいます。

これで、1回の撮影当たり約4~5秒ほど時間短縮できます。もし100回の撮影だと500秒=約8分、200回の撮影だと約17分、800回だと1時間以上もの時間短縮になりますので、馬鹿にできないものです。

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